それに伴い、2023年7月に電動キックボードの規制が緩和されるとの報道がされました。
電動キックボードは、脱炭素化を目指した近年の動きのなかで、スマートモビリティと呼ばれる交通手段の一つです。これから、駐車場業界としても無視できない存在になるかもしれません。
今回はそんな電動キックボードの駐車場活用について、解説致します。
電動キックボードと駐車場業界との関わり
法定速度が最高20km/h、さらに歩道でも最高速度7km/hで通行できる電動キックボードは、原動機付自転車に該当します。
しかし、通常の原動機付自転車と比べて、16歳以上であれば免許不要、更にヘルメットなしで乗る事が出来るようになるため、交通手段の一つとして、これから若い世代に需要が高まる可能性があります。
規制緩和の流れから、需要の高まりを見込んで、電動キックボードの貸し出し業者は、すでに積極的に出店をはじめています。
空いている土地を探して、レンタル電動キックボードの置き場所とするのです。
空きスペースを電動キックボード用に活用できる
土地オーナーは、電動キックボード3台程が置けるスペースがあれば、その土地を業者に貸し出すことができます。
自動車よりも小さなスペースが活用できて、条件によっては、1台分のスペースあたりで月500円～1,000円ほどの賃料が得られることもあります。
特に特殊な設備も不要で、電源についても、電動キックボード会社が巡回してバッテリー交換をするため、土地オーナーが電源を要因する必要はありません。
電動キックボード用に業者へ貸し出す際の注意点
電動キックボードは、業者によって出店状況が違うため、賃料は大きく変動します。また、車や自転車同様に、立地によっても賃料は大きく変動します。
レンタル用電動キックボードの設置場所として適しているのは、大通りに面した土地と言われています。業者としても、顧客のために、できるだけ分かりやすく、立地の良い場所を選ぶ傾向にあります。
必ず相見積もりをして、比較する事が大切です。
思わぬ土地での需要が増える事も！？
電動キックボード業界は、始まったばかりの業種・業界なので、いまは顧客ニーズを把握することが難しい状況です。
しかし、冒頭に説明したように、スマートモビリティと呼ばれる電動キックボードは、利便性が高いだけでなく、環境にも優しく、交通問題の解消にもつながるものとして、国際的な開発目標として掲げられているSDGs（持続可能な開発目標：Sustainable Development Goals）のゴールへ向け、世界的に次世代モビリティーとして注目を集めています。
これから大きく流行するかもしれず、未知の可能性があります。思わぬ土地での需要が増える事があるかもしれません。
既に駐車場経営をしている土地のデッドスペースを使って、電動キックボードの貸し出しを始めている方もいらっしゃいます。
土地のデッドスペースの活用、電動キックボードの設置などに興味のある方は、ぜひ駐車場経営.jpにお問い合わせ下さい。
土地活用、相見積もりやコインパーキング業者の選定、言い出しづらい業者との交渉まで、駐車場経営のプロとして我々が適切なアドバイスを致します。説明だけでも聞いてみたい土地オーナーさんも、ぜひお問い合わせください。