駐車場経営のプロである私たちは、実際に駐車場経営に関わり、その経験に基づいて、日々お客様にアドバイスをさせて頂いております。
当サイトには、お客様から様々なお悩みをお寄せいただいておりますが、その中でも、よくある質問と、その回答をご紹介致します。
今回はいまコインパーキング会社に貸し出している土地の賃料は適正でしょうか？というご質問に対する回答です。
【ご質問】
現在、コインパーキング業者に土地を貸し出しているのですが、その賃料は適正でしょうか？
【回答】
長くその土地をコインパーキング会社に貸し出している場合や、最初の段階で相見積もりを取らなかった場合、賃料が適正ではないケースは多くあります。
もちろん、その土地次第ではありますが、長期間、同一コインパーキング会社に土地を貸し出している場合、今よりも高い賃料を得られる可能性があります。
【解説】
■賃料の見直しがないまま長期間の契約が続いている場合
昨今、コインパーキング駐車場の利用料金は高騰しています。そのため、長期間コインパーキングとして稼働をしていた用地の場合、最初に決められた賃料よりも、より高い賃料で貸し出すことができるケースがあるのです。
以前は東京都内の中心部でも、1時間あたり300円～600円程度が相場でしたが、近年ではこれが1,000円を超えたり、2,000円近くもする駐車場もあります。
もし同じ賃料のままで、料金設定だけが高くなっていたとしたら、当然、コインパーキング業者は、契約当初の売上予測に比べ、より多くの売上を得ています。
特に賃料変更の相談などなく契約更新をしている場合は、賃料をより高くできる余地があるかもしれません。複数の業者に相見積もりを出してみるのもよいでしょう。
また、コインパーキング駐車場の売上は、周辺の環境や状況によって、大きく変わります。
長く賃料が変わっていない場合、周辺で長期の工事があって駐車需要が高まっているなど、周辺事情の変化をうけて、より売り上げが高くなっている事もあります。
■契約当初に相見積もりをとっていない場合
また別のケースでコインパーキング会社と契約する際に相見積もりを取ってない場合、賃料が適切ではない可能性があります。
なぜなら、コインパーキング業者が提案する賃料は、商品として原価が決まっているものではなく、売上予測に基づいて賃料が算出されています。よって、各コインパーキング会社が提示する賃料の提案にバラつきがあるのは自然なことです。
そして、コインパーキング業者が提案する賃料は、売上の予測に基づいて算出されますが、その予測にも限界があります。実際に運営してみないと、駐車場の稼働・売上は分かりません。各業者が様々な要因から売上の予測をするため、提案される賃料にも開きが大きいことが多くなります。
そのため、複数のコインパーキング業者から見積をとることで、より良い条件を引き出すことも可能になるのです。
長期間、コインパーキングとして稼働している土地の場合、コインパーキング契約の見直しを考えることも、適正な賃料にするためのポイントといえるでしょう。
当サイトでは、コインパーキング会社との交渉代理や、コインパーキング業者の選び方などのアドバイスを致しております。
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