コロナ禍で注目される「移動販売車」土地活用方法新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)が世界的に広がり、私たちの生活が一変して一年以上が経ちました。ワクチン接種は始まったものの、まだまだ収束には至っておりません。自由に外出できるようになるまで、我慢の生活はしばらく続く見込みです。
　
そんな長引くコロナ禍の生活により、外出は自然と控えられ、コインパーキング駐車場の需要が落ち込み続けるエリアも増えてきました。
こうしたエリアで、コインパーキング以外で土地を活用する方法は何かあるのでしょうか。
　
今回はコロナ禍で注目される「移動販売車」による土地活用方法について解説致します。
　

コロナ禍だから逆に需要増。移動販売車への土地貸し出し

近年増えてきた飲食業態の中で「移動販売車」（キッチンカー）の需要が伸びています。飲食店内にいることが憚れることもあるなか、テイクアウトの一環として、宅配と共に注目される業態の一つです。
そして、この「移動販売車」の設置場所として、駐車場や狭小な土地を貸し出すということが注目されています。そのため、新しい土地活用の形態として、選択肢の一つとなる傾向にあります。
　
立地によってはコインパーキング駐車場よりも高い賃料になる場合があるようです。
では、どのようなエリアに人気があるのでしょうか。ひとつずつご紹介致します。
　

1.オフィス街の近隣

飲食店の営業も控えめになる中、昼食を求める「ランチ難民」という言葉も生まれました。
いつも食べるコンビニ店ではなく、出来立ての美味しいランチを食べたいという需要に対して、移動販売車は非常に人気な飲食形態です。
　

2.人通りの多い、大型マンションの付近、住宅街の付近

上記のランチと並んで、夕方～夜間に帰宅する人に向けた移動販売も人気です。仕事の帰りがけ、また買い物のついでに、一緒に購入する人が増えています。外食がなかなかできない小さなお子さんのいるファミリー層にも人気があります。
大きなマンションの付近や、スーパーマーケットの近くなど、ファミリー層の行き来が多い場所は、移動販売車に向いた立地と言えます。
　

3.駅やバス停、多くの「歩行者」が集まる場所の付近

歩行者が多い場所の付近も、こうした移動販売車の需要が増えます。
車通りが多い道では通り過ぎてしまうため、あくまで「歩行者」が多い場所というのがポイントです。
駅や繁華街の周辺でも、車道に面したところではなく、商店街や空き地など、歩行者が留まりやすい場所が重宝されます。
また公園や広場の様な場所でも、移動販売車向けに土地を貸し出している場合があります。
　

移動販売車に土地を貸し出す方法

移動販売車の運営者に土地を貸し出す方法として一番メジャーなのは、専用のサブリース業者に依頼することです。土地オーナーから、貸し出したい土地を登録することで、一定の賃料を得られるのです。
もちろん、同じエリアの中でも貸し出しに適している土地、そうでない土地はあります。一度、きちんとした査定や見積もりをプロに依頼することが大切です。
　
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