カーシェアリングとは、登録した複数の会員が車を共有して利用するサービスのことです。車検や保険料などの維持費がかからず、場面によってはレンタカーよりも安く利用できることがメリットとなっています。
カーシェアリングは1980年代にヨーロッパで始まり、1990年代にアメリカ、カナダに広がり、日本では1990年代末頃から本格的な事業展開が始まったといわれています。それから2022年現在にかけて、消費者の生活スタイルの変化に合わせ、様々な企業がカーシェアリング事業に参入しています。
その中でも最近になって面白い取り組みをしているのが韓国の自動車メーカー「現代(ヒュンダイ / HYUNDAI MOBILITY )」です。
このカーシェアリングの仕組みを利用して、土地活用のご提案をさせていただくことがあります。
今回はそんな2022年現在、土地活用のための現代(ヒュンダイ)のカーシェアリング活用について、解説致します。
カーシェアリングを利用して土地活用する!
良い立地で駐車場を運営していても、毎日すべての車室が埋まるとは限りません。もし、車室が常に半分以上空いているのであれば、十分な土地活用をするために、運営を見直す必要があります。
そこで、土地活用・駐車場運営の一つの方法として、カーシェアリング用に車室を貸し出す、という選択肢があります。
実は、ヒュンダイの試乗車を置くことで、賃料を得ることができます。駐車場の中に常に空いている車室が有るのならば、こうしたカーシェアリング用のスペースにするのも土地活用の方法のひとつなのです。
なぜ現代(ヒュンダイ / HYUNDAI MOBILITY )なのか
一般的に自動車メーカーは、ディーラーと呼ばれる店舗での店頭展示や試乗会を通じて、自動車販売を行っています。
しかし、ヒュンダイでは、試乗車をカーシェアリングの形で提供しています。もしヒュンダイの自動車に興味がある場合、店舗に行かずとも、カーシェアリングに申し込むことで実際に運転ができるのです。
そのため、土地オーナーさんは、ヒュンダイの試乗車の置き場として、駐車場を貸し出せば、ヒュンダイから賃料を受け取ることができるのです。
カーシェアリングの需要は広がっている
ヒュンダイ側は、カーシェアリングが主目的ではなく、自社の自動車に乗って欲しい、ということを最優先に考えています。そのため、土地オーナーさんに提示する借上げ条件が良い傾向があります。
またヒュンダイより数は少ないものの、同じような取り組みをしている自動車メーカーも増加傾向にあります。
今後、駐車場としての土地活用にカーシェアリング、というのも定番のひとつとなっていく可能性があるのです。
当サイト駐車場経営.jpでも、カーシェアリングの提携先があります。駐車場経営及びカーシェアリングをお考えの方はぜひご相談ください。