スポーツのイベント等が行われるスタジアム近隣、お寺や神社、海岸の近くなど、季節や特定の日に限定して人が集まる場所で、稼働している駐車場は少なくありません。
年に数回、大きなイベントで人が集まるタイミングはあるものの、普段は交通量が少ない。まったく稼働していない日もある。そんな、特定の時期、期間だけ人が集まる場所の駐車場の経営は成り立つのかどうか。非常に気になりますよね。
今回は、年に数回、大きなイベントがあるという立地で、駐車場経営は可能かどうかについて、解説致します。
イベント時の売上だけで年間の利益は出せる!
結論から言いますと、季節や特定の日に限定して人が集まる土地でも売上がでている駐車場経営をしている方はいます。
イベント時の売上だけで年間の利益をだせるためです。
では、どのような点に気を付ければ、利益を出せるのか。ひとつずつ解説していきます。
ポイント1・どんな駐車場を開設する?
特定の時期、期間だけ人が集まる駐車場は、利用者にどのようなアピールをするのかが重要になります。
利用者に認識しやすい看板の設置はもちろん、車が止めやすい車室にする、車の出入りがしやすいよう誘導するなど、利用者目線で駐車場を整備すると稼働率が上がる傾向にあります。
個人ですべてを管理するのは難しいな、と感じたら、コインパーキング会社に見積もりをするのがよいでしょう。どうすればその土地で駐車場経営ができるのか、設置する設備・機器の提案をプロ目線で行い、管理まで任せることができます。
ただし、立地条件によって、コインパーキング会社の提案がない可能性も考えられます。
その場合、予約制の駐車場WEBサービスなどを使うとよいでしょう。
予約制の駐車場WEBサービスとは、文字通り「予約して使う駐車場」で、個人でも、登録することで土地を駐車場として貸し出すことができます。
稼働に応じて、売上を得られる出来高払制のため、短期間でも利用することが可能で、大規模な土地を用意せずとも駐車場運営ができます。特定の時期、期間だけの一時的な駐車場運営をするのならば、こうした予約制の駐車場にするのも、選択肢のひとつとなります。
ポイント2・どんな運用をするか?
年に数回だけ大きなイベントがある土地で、駐車場経営をしていくには、どのような運用をするかが鍵になります。特に、料金設定は重要な要素のひとつです。
イベントの際には、イベント価格として料金設定をするといいでしょう。普段よりも割高(場合によっては10倍以上のケースもあるようです)に設定しても、駐車場ニーズがあるため売上があがる傾向にあります。
また、あまり交通量のない普段は、格安の料金に設定することがコツです。月極駐車場のような使い方で、定常的に使う方がいるかもしれません。
いずれにしろ、コインパーキング会社に任せた場合には、イベント時期なども見込んで賃料設定をするため、自分で適切な料金設定かどうかを判断する手間や運営の負担はありません。初期投資などに不安を感じたら、コインパーキング業者に相談するといいでしょう。その際、提案された賃料が見合っているかどうか、相見積もりは必ずするように心がけましょう。
契約期間の途中でも交渉・相談は可能です。コインパーキング設備会社の相見積もり、言い出しづらい業者との交渉まで、駐車場経営のプロとして我々が適切なアドバイスを致します。ご自身での駐車場開設にお困りの場合、ぜひお問い合わせください。