都市圏でしか駐車場ニーズは高くない、駐車場経営は成り立たない、と思ってはいませんか。
確かに、昨今、車離れによって自動車の保有率はさがり、駐車場のニーズも減る傾向にあります。
駐車場として活用できていた土地も、利用者が少なくなり、月極駐車場としても時間貸し駐車場としても売上があがらない状況になってしまった、なんてことも、珍しくないでしょう。
実は、そのような採算の合わない土地でも、駐車場ではない別の方法で活用する、という選択肢があります。
今回はそんな採算の合わない駐車場の土地、他にどういった活用ができるか?について、解説致します。
土地の活用には選択肢がある
「立地が悪いからどう活用したらいいか分からない」「ずっとここは駐車場だったからそのままにしている」など、土地の活用を見直さずに、そのままにしてしまっている方は少なくありません。
しかし、放っておくと、固定資産税の負担はもちろん、雑草などで荒れてしまい不法投棄されたゴミのたまり場になるリスクが増えたりと、デメリットが多くあります。
採算が合わなくなってきたら、土地の活用方法を見直すようにしましょう。
では、採算の合わない土地の活用にはどういった選択肢があるのか、ご紹介いたします。
1.事業用の土地として貸し出す
「事業用定期借地」という商店や事務所用の土地として、中長期に貸し出す方法です。
期間としては15年~30年ほどの貸し出しになるため、長期間の収益が見込めるようになります。例えば、チェーン店経営をしている企業など、出店候補の土地を探している企業は多いものです。
但し、こうした事業用として貸し出せる土地の立地は限られているため、複数の企業に打診することが必要です。
2.賃貸住宅などの建物での土地活用
賃貸住宅などの建物を作り、利益を確保する方法です。
住宅の賃料自体は上昇傾向にあるため、金融機関からの借り入れをして、賃貸住宅などの建物を作ることで、駐車場より高い利益が見込める可能性はあります。
また、駐車場は税法上は更地扱いのため固定資産税が高いのですが、建物がある場合は更地と比べて三分の一~六分の一(建物の面積による)となり、節税効果が出てきます。
ただし一度建物を作ってしまうとすぐに解体が出来ず、長期間の経営を考える必要があります。
こうした賃貸住宅を建てる場合は、不動産業者や賃貸物件専門の業者に相談することが多いようです。
3.トランクルームとしての活用
簡易的な倉庫として、トランクルームの置き場という活用もあります。
専門の業者の見積もりが必要になりますが、周辺に同様の施設がない場合は、重宝される施設となります。
管理自体はトランクルームの運用会社が行うため、あまりリスクが高くない活用方法といえます。
4.土地の売却
その土地自体の活用とは異なりますが、土地自体を売却して、別の資産として活用することも選択肢の一つです。売却の場合は焦って売ってしまうと、安くたたかれることもあるので、複数の不動産会社に必ず相談することになります。
売却先のひとつの選択肢として、その土地に隣り合った土地のオーナーさんに相談する、という手もあります。隣り合った土地が一つの名義になると、より広い土地として活用方法の幅も増えるため、隣地を欲しがる方は意外と多いものです。高値がつく可能性もあります。
ただし近所の方との無用なトラブルを避けるために不動産業者などを挟んで交渉することも検討したほうがよいでしょう。
このように、駐車場経営の採算が合わない土地でも、活用できる方法はあります。
我々、駐車場経営.jpでは、土地活用の方法はもちろん、不動産の貸し出しでの条件面の調整交渉、コインパーキング業者の選び方、言い出しづらい賃料の交渉まで我々がサポートをしております。
駐車場以外の活用でも複数の見積もりが取得できますので、不明点などあればぜひご相談ください。