駐車場の上に店舗/テナントを作るコインパーキングは、初期投資が少なく、短期間で貸し出せるというメリットがあります。
しかし一方で、建物とは違い、救数層で貸し出せないため、土地の上層部分を活かせないというデメリットもあります。
 
そこで近年、注目されているのが、コインパーキングの上層部に簡易的な店舗建物をつくり、駐車場とテナントの両方で収益を上げる方法です。
 
今回は駐車場の上に店舗やテナントを作った場合のメリットデメリットについて解説いたします。
 

駐車場の上に店舗やテナントを作った場合のメリットとは

駐車場の上に店舗またはテナントを作った場合、建物の構造自体は、簡易的な鉄骨造りになります。すると、かかる費用は、マンションなどの建築費に比べると、圧倒的に安くすみます。
そのため初期投資も早く回収できる傾向にあり、立地によっては3~5年で建築費用を回収できたケースもあります。
 
駐車場活用と建物活用の良い部分を活かした方法といえるでしょう。
 

デメリットについて

一般的なコインパーキングの場合、駐車場開設にかかるコストは、コインパーキング業者側が負担することになります。しかし、店舗やテナントを作るとなると、その建物の建築費はオーナー負担となります。
 
また、建物を作ることで、流動性が悪くなり、いざ土地を売る段となっても、買い手が見つかりづらくなります。
 
通常のコインパーキング経営とは異なり、短期的な活用ではなく、長期活用が前提となるでしょう。
 

建物付きの駐車場経営を始める方法

不動産業者の中には、こうした駐車場&建物付きの土地活用を得意としている会社があります。
駐車場の上に店舗やテナントを作る場合は、そうした会社に見積もり依頼をするのが一般的です。
 
契約が成立すると、建設前から土地にあったテナントを誘致し、なおかつ建物自体もそれに合った店舗設計をするため、既に借り手のテナントが見つかった状態で、土地活用が始められます。
店舗付きだからといって、設営に長い日数がかかるとは限りません。
 
駐車場とテナントの両方を経営することは、収益を上げるための選択肢のひとつといえるでしょう。
 
我々も、このような建物付きの駐車場活用の一括見積が可能です。
土地活用や土地の相続に関する相談、言い出しづらいコインパーキング会社との交渉代理、駐車場経営や運営についてなどお困りのことがあれば、ぜひ駐車場経営のプロである我々にご相談ください。