駐車場経営のプロである私たちは、実際に駐車場経営に関わり、その経験に基づいて、日々お客様にアドバイスをさせて頂いております。
当サイトには、お客様から様々なお悩みをお寄せいただいておりますが、その中でも、よくある質問と、その回答をご紹介致します。
 
今回は駐車場の運営を他者に委託することはできるのか? その際の委託料はどのくらいになるのかというご質問に対する回答です。
 

【ご質問】

今まで月極駐車場を運営していたけど、年々、自分自身で管理が辛くなってきました。こうした管理を別の人・会社に委託することは可能でしょうか? また依頼した時の委託料はいくらぐらいですか?
 

【回答】

委託する事は可能です。委託先として最もポピュラーなのは近隣の不動産業者さんになります。
但し、それ以外にも様々な形での委託が可能です。

 

【解説】

近隣の不動産業者に管理を任せる場合

こちらの質問も、当サイトに多く寄せられる質問です。
月極駐車場などの運営・管理を近隣の不動産業者さんに委託しているケースは多く、集金業務・催促業務、清掃業務、その他 契約業務などを土地オーナーさんの替りに対応してもらえます。
 
委託料は土地の状況や、周囲の立地にもよりますが、駐車場売上の10%前後が相場と言われています。駐車場のメンテナンスにかかる費用、大型な廃棄物・投機物の処理などは実費がかかり、オーナーが負担しなければいけない場合もあります。
 

駐車場を土地として貸し出す場合

また近年では、管理を委託するだけでなく、毎月決まった賃料で「駐車場にしている土地をそのまま貸し出すサブリース方式」で引き受ける会社もでてきました。この方式では、駐車場の稼働に関係なく土地を貸し出す賃料収入を得られるメリットがあります。しかしその反面、賃料から差し引かれる高めの委託料を支払うケースも多くなります。また、利用者の駐車場契約が満期になって、空きが出たとしても、一定の委託料がかかります。
 

コインパーキングとして活用する場合

もう一つ、上記よりも先に検討したいのは「コインパーキング駐車場の運営会社に土地を貸し出す」ことです。これは同じサブリース方式として、コインパーキング(時間貸し駐車場)の用地として貸し出す契約です。
 
月極駐車場の場合は、車室ごとの一定の賃料以上に、売上が増えることはありませんが、コインパーキング駐車場の場合、細かな料金設定などで、月極駐車場よりも高い売上をあげられる可能性があります。そのため、同じサブリース方式で土地を貸し出すのであれば、まずはコインパーキング駐車場として有効な土地かどうかを見積依頼したほうがよいでしょう。
 

コインパーキングとして活用しながら管理だけを任せる場合

また両者の折衷的な方法として「コインパーキング駐車場自体は自分で運営して、管理業務だけを委託する」という方法もあります。
コインパーキング駐車場は常に不特定多数の車・利用客が出入りし、顧客対応も24時間365日対応が必要になるので、運営業務は非常に労力が必要です。そのため、管理業務だけをコインパーキング業者に委託するのです。
 
しかし、この方法ではコインパーキング会社が行う集客施策(看板やサイトでの案内、ポイント制度、法人契約・・・)はなされません。
我々が見てきたケースでいえば、同じ土地でコインパーキング駐車場を運営するのであれば、全てをコインパーキング会社に任せたほうが、より稼働・売上が高くなる傾向があります。結果、土地オーナーさんの収益という点で見れば、管理業務だけを委託しても、全てを委託しても、あまり収益が変わらないことが多くなっています。
 
そのため当サイトではより手間がかからず、賃料収入を受け取るだけの「土地を貸し出すサブリース方式」を薦めております。
 
 
既に月極駐車場として運用している土地が相続対象になった、売却対象となって突然駐車場オーナーになった、という方は多くいらっしゃいます。
得られる賃料などを考えて、なるべくご自分で駐車場運営をしていこうとされる方もおりますが、上記のような事情もあり、当サイトではコインパーキング会社にお任せすることを提案しております。
もちろんそれでもご自身で運営したい場合、また月極駐車場として維持したい場合は、そうしたご相談も承っております。
 
駐車場経営にお困りなことがあれば、ぜひ我々駐車場経営.jpにお問い合わせ下さい。言い出しにくいコインパーキング会社との交渉代理や、コインパーキング業者の選び方などアドバイスもさせていただいております。