一見、あまり新しい駐車場ニーズとも思えないのですが、今までの駐車場ニーズとは何が違うか、分かりますか。
今回は『立地が悪くても・・駐車場経営ができる「工事業者向け駐車場スペース」』を解説します。
『工事業者向け駐車場スペース』とは?
『工事業者向け駐車場スペース』とは、大型の建築工事が始まった際に集まる、建築関連の業者用の車両置き場としての駐車ニーズです。
建築工事では、多くの業者が現地に集まって、それぞれの工事・作業などを行います。
建築現場には、土木工事、とび関連、電気業者、給排水、内装、塗装、外壁、警備、その他各部門の専門業者、物件自体を取りまとめている不動産会社など、様々な業者が訪れます。
また、作業で使用する工具は大型のものが多く、現場には自動車でくることがほとんどになります。
つまり工事が始まる際には、周辺に駐車場が必須になるのです。
ニーズが高まっている理由
今までは周辺のコインパーキングに駐車することが多かったのですが、駐車場が狭い場合や周辺に駐車がしづらい場合は、その駐車スペースの取り合いになります。
もし現場近くに駐車できない場合は、作業の効率にも影響してしまいます。
そうした状況を受けて、工事業者に向けて、半年から1年程度、その工事現場専用に駐車スペースを取りまとめるという依頼が増えてきました。
すでにあるコインパーキングを利用するのではなく、工事の期間中に専用の駐車スペースを用意することが、近年、必須になりつつあるのです。
工事業者にいくつものメリットがある
こうして工事現場専用の駐車スペースが確保できると、工事業者にとっては、いくつものメリットがあります。
・現場に向かう際に、空いているか分からないコインパーキングを探さなくて済む(余計な時間や労力を省ける)。
・駐車時間によって料金が加算されるコインパーキングとは違い、一定の費用で計上ができる。
・一般車両に迷惑をかけず、大きな車両や専門車両でも気兼ねなく出入り/駐車ができる
その他、関係業者の路上駐車を防いだり、関係車両同士を一つのスペースで管理できる、など、専用の駐車スペースがあることで様々な利点があるのです。
土地オーナーさんにもメリットがある
土地を貸し出す側の土地オーナーさんにとって、あらかじめ決まった期間、土地を貸し出せるというメリットがあります。
また、既にコインパーキング駐車場として貸し出せている土地オーナーさんにとっても、確実な駐車需要が見込めるため、賃料を下げづらいというメリットになります。
仮に、立地が悪い土地だとしても、工事業者にとっては有難い駐車スペースになる可能性があります。
駅から離れた土地、砂利のままで舗装されていない土地、特に駐車場の設備がない土地でも、周辺で工事がある場合は駐車スペースとして貸し出せるかもしれません。それは、放置してしまっている土地を活用できるチャンスなのです。
我々駐車場経営.jpでも、こうした工事業者向けの駐車スペース紹介が可能です。駐車場経営のプロとして適切なアドバイスを致します。コインパーキング設備会社の相見積もり、言い出しづらい業者との交渉まで、既に駐車場経営をしている方も、これから駐車場経営をしたい方も、ぜひお問い合わせください。