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駐車場経営のプロである私たちは、実際に駐車場経営に関わり、その経験に基づいて、日々お客様にアドバイスをさせて頂いております。
当サイトには、お客様から様々なお悩みをお寄せいただいておりますが、その中でも、よくある質問と、その回答をご紹介致します。
今回はコインパーキング運営開始後の、賃料の見直し・値下げ交渉は強制のもの?応じなければいけないもの?というご質問に対する回答です。
【ご質問】
コインパーキング会社へ土地を貸し出したものの、賃料の見直し・引き下げ交渉をしたいと言われました。応じなければいけませんか?
【回答】
すぐに応じる必要はありません。契約期間中は応じず、契約期間満了後は他社との見積を含めて交渉しましょう。
【解説】
こちらは、当社に多く寄せられる質問のひとつです。
そして、コインパーキング会社側から賃料の見直し・引き下げ交渉をしたいといわれても、交渉に必ず応じなくてはいけない、というわけではありません。
まず、コインパーキング会社からこのような交渉がくる理由として、想定より駐車場の稼働が悪かったり、周辺環境の変化によって売上が減ってしまったことなどが考えられます。
しかし、そもそも、コインパーキング会社に土地を貸し出す「サブリース方式」の最大のメリットは、駐車場の稼働に関係なく、一定の賃料が、土地オーナー様に支払われることです。
契約期間中は、決められた賃料を得ていても全く問題ありません。
後ろめたい気持ちがあるかもしれませんが、逆に、想定よりも駐車場の稼働が高かった場合、コインパーキング会社側から「想定よりも稼働が良いので、賃料を値上げしましょう」などと、提案をしてくるケースはほとんどありません。
ビジネスと割り切るようにしましょう。
交渉を断ることのデメリットは?
契約条件や残存の契約月数などによっても変わりますが、唯一、交渉を断った後に困るケースがあります。それは、コインパーキング会社側が契約の途中で解約を申し出てくることです。
しかし、とても稀なことであるため、あまり心配はないでしょう。
また、土地自体が良い場所だと、自社のエリアから逃したくない、という思惑も働きます。
残存の月数、解約金、また駐車場の赤字額などによって、コインパーキング会社も一番損失をしない交渉をしてくるのです。
コインパーキング会社が途中解約を提案することはほとんどない
駐車場の売上状況によって、コインパーキング会社側が契約を途中解約したい、と申し出てくることはあります。
その場合、発生した違約金はコインパーキング会社が負担することになります。そのため、コインパーキング会社側から途中解約を提案するケースはほとんどないのです。
他社との相見積もりをうまく使おう
上記のように、解約までつながりそうな状況や、コインパーキング会社との話がよほどうまくいかなかった場合は、他社との契約に乗せ換えるという選択肢もあります。
乗せ換えには後ろめたさを感じる、という土地オーナーさんもいらっしゃいますが、そもそも不動産業界でこうした乗せ換え交渉は珍しいものではありません。
駐車場自体の売上はブラックボックスであるため、想定の売上は各コインパーキング会社によって違うものです。
一度、現在契約中の会社以外の見積も取得して、再度、条件を見直すのもいいでしょう。
複数のコインパーキング業者の見積を見直す場合や、言い出しにくいコインパーキング会社との交渉代理、コインパーキング業者の選び方など、駐車場でお困りのときは、ぜひ我々にご相談ください。