2025年後半頃、日本経済に大きな動きがでてきました。
永らく抑えられていた金利が引き上げられることが決定され、日経平均株価も過去最高になるなど、様々なことが起きています。
 
では、2026年に駐車場業界、さらに不動産業界には、どんな動向が予想されるのでしょうか。
 
今回は、直近に見込まれる状況も含めて、駐車場経営.jp が2026年の動向の予測と共に、新しく登場した駐車場の形態・サービスについてご紹介いたします。
 
過去の記事:【2024年】駐車場業界、不動産業界の動向について
 

不動産全体の状況:不動産投資の縮小が見込まれ、駐車場が増える?

昨年から変わらず建築資材の高騰、関連する業界の人手不足・人件費の値上がりなど、建物を建てることの費用が、高値から下がることがありません。
土地に建物しても、工事費用が高くつきすぎて、その後の収益に見合わないケースが増えています。
そのため、建物を作るよりも、一旦は駐車場などにするというケースも多くなるでしょう。不動産投資の縮小が見込まれ、駐車場が増える可能性があります。
 

駐車場料金は上がる見込み

駐車場経営の観点からいうと、駐車料金が上昇しています。自動車の台数自体は伸びていませんが、より様々な場所で駐車をする需要が生まれてきたようです。
 
また、一昔前より、駐車マナーが改善されており、路上駐車が減ってきたのが一因です。
特に、法人や営業所の名前が書かれたような車は、駐車のマナーが悪いと、すぐにSNS等で拡散されてしまう時代でもあるため、どうしても駐車場を使わざるを得ないため、駐車場の需要は増えつつあります。
 
そうした中、新しい形の駐車場も登場しはじめています。
 

新しい駐車場の登場

キャッシュレス決済専用の駐車場

最近登場しはじめたのがキャッシュレス決済専用、つまり「現金が使用できない駐車場」です。
当初は挑戦的な取り組みとしてスタートした運営方法ですが、意外と利用者の利便性も両立できるということで都心を中心に増加傾向にあります。
 
その要因には、近年、キャッシュレス決済が普及し多くの方が使用してることにあるようです。
現金しか使えなかった頃には、車料金支払いに、1,000円以外のお札が使えない、小銭のお釣りが不足しているため用意する必要がある等、現金で支払いがあるが故の不便なトラブル多くありました。しかし、キャッシュレス決済の普及によりそうした不便が解消され、駐車場の支払いもスムーズに行えることが利用者の心を掴んだようです。
 
また、駐車料金の支払いをキャッシュレス決済に限定するのは、運用者側にとってもメリットがあります。
 
現金を使わないため、料金回収などの管理コストが抑えられたり、盗難のリスクに備えるための設備が不要だったりと、今までは当然のように準備していた設備・機械が不要になります。
そればかりか、支払いの金種やお釣りの補充を考える必要がないため、細かな料金設定の変更も可能になり、近隣の状況に合わせて自由に料金設定ができることは大きなメリットといえます。
 
このように、運営的にも利用者にも便利な「キャッシュレス駐車場」は、今後ますます増えていくことが予測されます。
 

料金表示の細分化

一部の駐車場・大手コインパーキング会社では、駐車料金の表示も新しく切り替わっています。元々は税込で表記していた駐車場料金を、税別価格で表示されている看板が増えているのです。
 
利用者からすると想定より多い金額になるのですが、意外と駐車時間と料金を細かく計算している人は少なく、多少の増額(消費税分)があっても、ほとんどクレームになることが無いようです。
駐車料金が分かりづらいこと自体は、利用者にとっては不便なのですが、駐車所運営者側にすると周りよりも若干安い金額として表示できるなど、メリットが多いのです。こうした税別表示の料金看板も増えていくことが予想されています。
 

ゲートレス、フラップレスの駐車場

都心部でも入場ゲートがないゲートレス、さらに、車室ごとのフラップ板もないフラップレスの駐車場が増えています。
カメラで車のナンバーを撮影していて、退出時には自分の車のナンバーを入力して精算します。
 
不正駐車場が増えることも不安視されていましたが、映像で車のナンバーが記録されてもおり、それほど不正駐車も多くないようです。
 
また、利用者側としても、フラップ板を乗り越える・板の上を通り過ぎることでの車の損傷が防げるため、多くの場合、好意的に受け止められています。退出のゲートがないため、駐車料金の精算機が分かりづらいという事もありますが、利用者に浸透していけば、喜ばれる駐車場の形式と思われます。
 

最近話題のフリーWifi付き駐車場

駐車場は車を停めるところ。そして、停めた車の中で時間を過ごす方は意外と多いものです。そうした駐車場の滞在需要から、駐車場自体にフリーWifiがあるサービスも登場しはじめました。
 
詳しくはこちらの記事をご参照ください。
最近話題のフリーWifi付き駐車場
 

新しい移動手段の登場・駐車スペースの需要

LUUPなどの電動キックボード、Limeなどのキックボード・自転車のライドシェア、その他の新しい交通手段も登場しています。
海外から日本に訪れた海外観光客も、上記のような新しい交通手段を使うことが増えているようです。
 
インバウンド需要が増えると同時に、商業・宿泊だけでなく、こうした新しい交通手段の業界自体も盛り上がりを見せています。
 
そして、新しい移動手段も、それ専用の駐車スペースが必要となります。特に電動式の自転車やキックボード等は、駐車するためのスペースと充電設備が必要になるため、こうした新しい交通手段の専用の駐車スペースという需要も増えてくると思われます。
 
以上が、2026年の不動産・駐車場業界に起こる変化の見込みです。
これから駐車場経営を始めようと考えている土地オーナーさん、いま現在、駐車場を経営しており、運営にお悩みを抱えた土地オーナーさんたちなどの参考になれば幸いです。
 
土地活用や新しい駐車場の利用方法など、お困りの際は、われわれ駐車場経営.jpにご相談ください。
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