【2020年】新型コロナウィルスの影響で駐車場業界がどうなるか予測新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)による感染症 Covid-19が、世間に多大な影響を与えています。
東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県では、緊急事態宣言を受けて様々な企業が自粛や休業を余儀なくされています。
人々が街から姿を消している今、駐車場業界にはどんな影響があるのでしょうか。
 
以下は、不動産業界や駐車場開設に携わってきた、本サイト管理者の個人的な予測となります。
 

新型コロナ休業の中での、コインパーキングの強み

駐車場業態には、「無人営業」ができるという強みがあります。
月極駐車場では管理会社、時間貸し駐車場ではコインパーキング会社に委託している駐車場では、掃除なども自分でする必要がありません。
販売員やサービス提供者など有人営業が前提の業態よりは、まだ影響が少ない業態といえるでしょう。
 
また元々無人で営業していた駐車場が休業しているというのは、今のところ聞いておりません。
一部、管理人がいる大型駐車場などは、関連施設の休業に伴い閉鎖されているケースもあるかもしれませんが、少なくとも、ほとんどの駐車場は従来通りの営業を続けられているようです。

間接的な影響はあるの?

但し、世の中全体の動きが停まり、人や者が移動しない(駐車が必要ない)状況では、稼働状況や売上も下がる駐車場が多く出てくるでしょう。
駐車料金の値下げが行われていき、結果、駐車場料金の相場自体が全体的に下がることが予測されます。
 
その際、コインパーキング会社へ委託している場合は、土地オーナー様への賃料の値下げ交渉等も行われる可能性があります。
 
建築計画を見直す方も多いため、建築物を造る筈の予定地が、駐車場に変わっていくことがあるかもしれません。駐車場需要が下がる一方、供給が増えるため、一層の駐車料金の引き下げへとつながるでしょう。
 
【コインパーキング会社からの賃下げ対応については、こちらの記事もご参照ください】
【2020年】コインパーキング賃料値下げ交渉の際の対応方法
 
【元営業マンが語る】コインパーキング会社の賃下げ交渉の対処法
 
【お客様からの質問】コインパーキング運営開始後の、賃料の見直し・値下げ交渉は強制?
 

終息後の見通し

新型コロナウィルスの終息宣言後は、反動で経済活動が非常に活発になると予想されます。特に落ち込んだ旅行・レジャー業界などは、その分の需要を取り戻す政策も検討されているようです。外出が増えれば、自然と駐車場の需要が高まるでしょう。
どんな状況にも限らず、物流や買い出しなどのためにも駐車場は必要となる場所です。いずれは必ず好転することが考えられます。
 
 
2020年4月現在、緊急事態宣言の中で、様々な業界が影響を受けております。身の回りで言えば、駐車場に限らず不動産業界全体にも、マイナスな話題が増えています。
今は耐える時ではありますが、この危機を乗り越えて、早く皆さんが安心して外出できる状況となることを、筆者一個人としても願っております。
 
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