【2022年】最新コインパーキング・システム事情近年、技術の進歩により、電子決済や無人レジなど、商品の清算方法が多様化しています。
 
時間貸し駐車場のコインパーキングの精算/管理システムも、新しいシステムがどんどん採用されており、多様化しています。
もちろん、現在でも主流として使われているフラップ板方式や駐車券方式など、従来のコインパーキングがまだまだ多数派ではありますが、新しい設備のコインパーキングも少しずつ展開されています。
 
今回は、そんな近年登場したコインパーキング設備をご紹介します。
 

近年登場したコインパーキング設備

今回は3つの設備をご紹介します。
 

1. QRコード前払いパーキング

とてもシンプルなコインパーキングで、フラップ板や精算機、駐車券やチケットもなく、駐車場に設置された看板にある「QRコード」を読み込んで、料金を前払いする方式です。
 
違法駐車を防ぐために、カメラでの監視は必須となります。
ただし、その他の高価な設備である出入口のゲートやフラップ板が不要で、従来の時間貸し駐車場に比べて初期投資がかなり安いため、主に空き地に建築物を造るまでの、短期間の土地活用として有効とされています。
また、初期コストをかけてコインパーキングを導入すると、採算が合わなくなるような、駐車料金相場が安いエリアでも採用されています。
 
利用者側の視点に立つと、クレジットカード決済やPaypay等のキャッシュレス決済も利用できるため、現金を持ち歩かない方や電子決済を多用している方には、便利な精算方式となります。
 

2. カメラ式ナンバー認識システム

フラップ板、ゲートがなく、入庫の際に車のナンバーを撮影する事で、駐車を管理する方式です。
利用者さんは出庫の際に、自分の車両ナンバーを入力する事で精算ができます。
主には大型駐車場、商業施設のもつ店舗駐車場で使われています。
 
元々は「ゲートタイプの入庫管理設備」の、導入費用が高いことを解決するために考えられたシステムと言われていています。
また、導入費用が安くなるだけではなく、車両ナンバーを記録する事で、どこの地域から来たかというデータを取得することもできたり、災害などの非常時にゲートが閉まっているトラブル等を防ぐことができます。
利用者さんにとっても、駐車券を持ち歩く手間や、駐車券を無くすという事もないため、入出庫がスムーズにできる方式です。
紙で発券する駐車券がないのは、地球にやさしい方式とも言えるかもしれません。
 

3.ETC パーキング

有料道路の料金支払いに使われている「ETC」を使って、駐車料金が払える方式です。
元々、有料道路の支払いにしか使えなかったETCを、民間利用できるようになったため、新しいパーキングシステムとして注目されています。
2022年9月現在でまだ試験段階ではありますが、今後の導入が見込まれる方式です。
駐車場関係者の間では、今後のスタンダードになるのではという声も上がっています。
 
以上、最新のコインパーキングシステムを3つ、ご紹介しました。
今後、このような新設備のコインパーキングが主流になっていく可能性は大いにあります。従来の設備の劣化が気になったとき、新しいシステムの導入も、選択肢のひとつとなっています。
 
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