しかし、都市部でなくても、車を使っている、所持しているという方はたくさんおりますし、車があれば、停める必要が出てくるものです。『こんな駅から離れた土地じゃ、活用なんてできない』と、諦めてしまうのは早計かもしれません。
今回は駅から遠くてもコインパーキングとして狙えるエリアについて、解説致します。
繁華街でなくてもコインパーキングの需要はある
コインパーキングは駅周辺でないと利益が上がらないか、というと、必ずしもそういうわけではありません。
駅の近くや繁華街ではなくとも、コインパーキングの需要が高いとされている、様々なエリアを紹介していきます。
1.病院の周り
病院へ向かう方は、比較的、車を使う傾向にあります。そのため、病院は車のアクセスが良い場所に建っているケースがほとんどです。
もちろん、病院の敷地には来客用の駐車場がありますが、初診の方、通院の方、お見舞いに来た方、と、来客は多く、駐車場に充分なスペースを確保できていない病院もあります。
そうした、来客用の駐車場がいつも混雑してしまっている病院の周辺というのは、コインパーキングの需要が高いエリアとなります。
2.大学もしくは有名私立学校の周り
郊外に建てられた大学は、意外に多くあります。そうした、郊外にある大学に通う生徒は、面倒だからとバスや電車を避け、自家用車で通っているケースが少なくありません。
大学内に生徒用の駐車場がある場合、需要は少ないかもしれません。しかし、中には、生徒用の駐車場が少ない、というケースもあります。そうした生徒用の駐車場が少ない大学の周辺は、コインパーキングの稼働が見込めるエリアといえます。
また、有名私立高校や中学校の周辺も、送迎をする保護者の車が数多く集まる傾向にあります。需要が高いエリアといえるでしょう。
3.大型マンションや大型団地などの周辺
大型マンションや大型団地の周辺というのは、コインパーキングの需要が高い場所です。
住人が来客用の駐車場として利用するだけではなく、そこに住む住人を相手とする営業車、工事業者などの利用が見込めるからです。
東京でいうと、光が丘団地や、高島平といった、大型マンションや大型団地の周辺は、駅から遠いほど、非常にコインパーキングの需要が高いエリアとなります。
4.大型の工業地域の周辺
工場には大きな駐車場があるだろうから稼働は見込めないだろう、と思いがちですが、意外と、従業員用の駐車場が併設されていない工場というのも、少なくありません。
そうしたエリアは非常に需要が高くなります。上限料金を比較的安く設定したコインパーキングが、満車になるケースもあります。
5.集客力のある大型施設の周辺
大型のスタジアムや野球場はもちろんですが、競馬場や競輪場、ボートレース場、オートレース場といった、来客が多く見込めるような施設の周辺には、多くの車も集まります。
特に、イベント開催時には、併設された駐車場が溢れかえるほどの車が出入りするケースがほとんどです。また、そうした日には、高額な駐車料金をとることが可能です。
そのため、非常に需要が高いエリアとなります。
このように、駅前や繁華街の周辺ではなくても、エリアによっては、コインパーキングは成り立つものです。
まずは、駐車場にしようと考えているその土地が、時間貸し駐車場として需要があるエリアかどうかを、専門家に相談するといいでしょう。
言い出しづらいコインパーキング会社との交渉代理や、他社の見積依頼など、駐車場経営にお困りのことがあれば、ぜひ我々にもご相談ください。