『駐車場経営をしてみたいけれど、土地をもっていない』という方は、少なくはないでしょう。
しかし、土地は安い買い物ではありません。購入をする前に、その土地で駐車場経営ができるのか、ある程度の見通しをつける必要があります。
 
では、これから土地購入をして駐車場経営を始める場合、どんな土地が向いているのでしょうか。
 
今回は建物付きの土地を購入して駐車場経営は可能なのかどうか、解説を致します。
 

土地取得をしてからの駐車場経営で押さえておきたいポイント

当サイトでも、土地購入をして駐車場経営を始める場合について、いくつか説明をしてきました。
 
■過去記事
土地ナシ・不動産初心者必見「あまり知られていない駐車場経営に最適な土地4選」
【土地ナシから】土地の入手から始める駐車場経営
【土地ナシから駐車場経営】地方都市の土地を買って駐車場運営は可能?
 
上記は『土地取得をしてからの駐車場経営』で押さえておきたいポイントですが、最近は建物の付きの土地を買って駐車場経営を始めたというケースも少なくありません。
駅前や繁華街などで建物の付きの土地を買い、駐車場経営を成功させたという方もいます。
 
まずは、建物付きの土地を購入するメリットから、解説を致しましょう。
 

建物付きの土地を購入するメリット

立地は良いものの、古い建物が取り壊されずに残っている土地は、借り手も、買い手もつかずに、放置されているような状態になっています。
一見すると購入には向かない土地に思えますが、買い手にとっては、下記のようなメリットもあるのです。
 
・問題がある土地のほうが、底地(土地の価格)と、地上権(建物の価格)が安い
 
・現在の土地オーナーが解体費用の捻出をしぶっている場合、解体費用を買い手側が負担することによって、土地の売買交渉がしやすい
 
また、もし相続対象の土地であった場合、地主さんにしても自分たちの住居に適さなかったり、土地への愛着がなかったりして、現金化を優先する方が多い傾向にあります。そうした土地も、買い手にとっては有利な交渉ができるでしょう。
 

建物付きの土地を取得して、コインパーキング駐車場にするまでの流れ

実際に、建物がある土地を取得してコインパーキング駐車場にするにはどのようなにするとよいでしょう。交渉によっては、最初から土地も建物も、まるごと買う事が可能ですが、以下のような流れで購入することも一つの手段です。
 
・まず土地自体の「底地権」を買う。借地権は付いてるものの、建物部分は購入しない。

・次に「建物部分」の「地上権」を買い戻す

・コインパーキング業者に見積依頼および建物解体の見積もり

・整地、専用設備の設置などを経て、コインパーキング駐車場経営を開始
 
まずは土地部分だけの権利を購入して、のちに建物部分の購入を交渉するという流れです。
こうしておけば、駐車場経営だけでなく、自分で建物を作ることもできますし、土地として売ることもできます。
 
特に重要なのは、立地によっては、解体費用をコインパーキング業者がもってくれるケースがある、ということです。初期費用を抑えられるチャンスを逃がさぬよう、見積もり依頼の際には、複数社の条件を聞くといいでしょう。
 

穴場の土地を探すためのコツ

一般的な不動産情報においてよく言われていることですが、ネット上で公開されている土地は、実はあまり良い土地ではないというのが実情です。
 
手間がかかるように思えますが、街中の不動産屋、または銀行などの伝手で情報を仕入れるようにしましょう。その方が、より早く、より良い土地の情報を得ることが出来るのです。
 
駐車場経営や土地の取得について不明なことがあれば、ぜひ駐車場経営のプロである我々にご相談ください。