近年、燃料費の節約と運動不足の解消、更にエコロジーであるとして、自転車通勤をする方が増えてきました。
自転車通勤は、密室場所である満員電車を避けることができ、新型コロナウイルス (COVID-19) の感染予防にもなります。
 
そんな、自転車の利用者の増加に伴い、駐輪場の経営に興味を持つ方も増えているようです。稼働の見込みがあれば、コインパーキングよりも利益を見込める可能性はあります。
 
今回はそんな自転車の駐輪場に適した土地4選について解説致します。
 

大前提として駅に近い土地

多くの自転車を止めるニーズがあるのは、圧倒的に駅の近くになります。通勤、通学に自転車を利用する人が多いことがその一因です。
 
では、自転車の駐輪場に適した土地とはどんなものでしょうか。ひとつずつ解説していきます。
 

1. 車が停められない形状の土地

奥行きが狭かったり、長方形の形ではないなど、狭小の土地は、駐車場よりも駐輪場に適しているといえます。
 
車一台の停められる面積があったとしても、ハンドルの切り返しや隣の車との幅などを考慮しなければならず、土地の余裕が必要になります。切り返すスペースもない土地は、利用者に敬遠されやすく、稼働が上がりません。
車ならギリギリ入るスペースでも、自転車なら沢山停められる形状であれば、駐輪場の方が適しています。
 

2.間口が狭く、車が入場しづらい土地

入場間口が狭い土地も、駐輪場が適しています。
例えば自動車の場合、およそ5m程度の幅がないと、他の車を避けて入場することが難しくなります。駐車スペースに十分な広さがあったとしても、出入り口が狭いと利用者に不便な印象を与えがちです。
 
対して自転車の場合、狭い間口でも入場が可能なので、より空いたスペースを有効活用できます。また、数多くの自転車を預かることができるため、売り上げも伸ばす見込みがでてきます。
 

3.一方通行や、時間帯によって交通規制などが掛かっている場所

一方通行や、時間帯によって交通規制のあるスクールゾーンの近くなど、自動車が入りづらい時間帯のある土地では、より柔軟な通行ができる自転車移動のニーズが高まります。
こうした場所の周囲では、駐輪場の利用価値も高くなるでしょう。
 

4.駐輪場が近所にない立地

自治体等で運営している駐輪施設が整備されておらず、違法駐輪が多くみられる場所は、駐輪場のニーズがあると言えます。
その周辺を利用する人は、自転車を停めたくても適したスペースがないため、仕方なく違法駐輪をしている、というケースがあるのです。
放置自転車防止にも繋がるため、自治体が違法駐輪の取締りを強化する地域などは、かなり駐輪場のニーズがある、といえるでしょう。
 
土地の立地によっては自動車のコインパーキングにするか、自転車の駐輪場にするかで、大きく収益が変わります。
土地活用に困った際には、ぜひ我々 駐車場経営.jpにご相談ください。相見積もりやコインパーキング業者の選定、言い出しづらい業者との交渉まで、駐車場経営のプロとして我々が適切なアドバイスを致します。