バイク専用のコインパーキングは儲かるの?近年、バイク専用のコインパーキング駐車場が増えてきました。
バイク専用の駐車場のメリットは、自動車の駐車場とは違い、狭いスペースでも運営が可能なところです。そのため、大型駐車場の奥まった場所にバイク専用スペースがあったり、街中・住宅街の狭いスペースに設置されている事もあります。
 
そんなバイク専用の駐車場ではどれくらいの収益があがるのか、ちょっと気になりますよね。
 
今回は、バイク専用コインパーキングについて詳しく解説致します。
 

バイク専用時間貸し駐車場の形態

バイクの駐車料金は、自動車の駐車場よりも安く、一台当たりの売上は低くなります。
しかし、1台の自動車駐車スペースから、多いと4台分のバイク用駐車スペースが確保できるため、台数を稼ぐことで売上を効率的に得られるのです。
 

バイク駐車場の価格帯・収益性とは

都心では、1時間あたり100円~200円が相場となっています。上限料金が設定されている駐車場も多く、1日500円~1,000円という駐車場が多いようです。
自動車の駐車場だと2台分のスペースが確保できる場所でも、6~8台のバイク用駐車スペースが取れるため、上限料金の設定次第によっては自動車駐車場よりも売り上げが確保できるケースもあります。
 
自動車の駐車場が周辺に多い地域でも、バイク用の駐車場・駐輪場が少ないという地域もあり、状況によっては、自動車用の駐車スペースよりも、稼働が高まる可能性があるのです。
 
また自動車用の駐車場の一部が、形状としてデッドスペースになる場合、バイク専用の駐車場にすることも可能です。
デッドスペースでなくとも、車の駐車稼働率が100%に満たないことが続く場合は、一部スペースをバイク用に変えたほうが新たな駐車需要が見込める場合もあります。
 
さらに、道路からの切り下げが無かったり、自動車自体が進入できない細い路地など、自動車駐車場が作れない土地でもバイク専用駐車場が作れる場合があります。
 
バイク専用駐車場は、土地を無駄なく活用する方法のひとつなのです。
 

どんな土地がバイク専用の駐車場に適しているか

自動車の駐車場と同様、繁華街やビジネス街など、人が多く集まる地域は需要が高まる傾向があります。
またバイク駐輪場は、公共施設で安価で提供されている事が多いため、そうした施設が無いエリアの方が売上が見込めます。
 
バイク専用コインパーキングも自動車同様、設備によって運営に多少の違いがあります。
 

フラップ板形式

フラップ板形式は、自動車のコインパーキング用のように、フラップ板と呼ばれる板が、前輪と後輪の間にあがる設備です。

運転手が正しい位置に駐車することで、駐車料金がカウントされます。
 
ただし、フラップ板の手前に駐輪される等、不正駐車も起きやすく、また不正に駐車された場合でも、所有者以外がバイクを動かすことも法的な問題があるため対処が難しいという問題点があります。
 

チェーン式

運転手が自らチェーンをかけて駐車する方式で、現在の主流となっています。
前述のフラップ板形式に対して、チェーンを掛けてから駐車料金が発生するため、管理・見回りさえしっかりしていれば不正駐車が防ぎやすい方式です。
そのため大手のコインパーキング会社ではこちらの方式が採用されています。
 
このように、バイク専用の駐車場で収益をあげることは可能ですが、管理の負担は自動車よりも大きい場合があります。
また、土地によってはバイク専用の駐車場よりも収益が見込める土地活用方法が新たに見つかることもあります。
専門家に相談し、デッドスペースの活かし方、業者の選び方などをきちんと精査することが重要なのです。
 
もし駐車場運営等にお困りの場合、当サイト 駐車場経営.jpにぜひご相談ください。コインパーキング業者の選び方、言い出しづらい賃料の交渉、土地活用の方法など我々がサポート致します。