『親から土地を相続したが、遠い場所なので、持て余している』『土地はあるけれど、建物を建てる費用がない』『相続した土地が狭すぎて、どうしたらいいのか分からない』などなど、土地を持っているのに、放置しているケースは多いものです。管理の手間や固定資産税という、負担ばかりが増えてしまいます。
もしかしたら、その眠っている土地をコインパーキングにすることで、収入を増やすことができるかもしれません。
今回はどういった場合にコインパーキング活用を選択すべきかについて、解説致します。
目次
土地は活用してはじめて収益化するもの
土地は、活用してはじめて収益化するものです。放っておいては、管理する手間や固定資産税などの負担ばかり増えてしまいます。そのままの状態で寝かしておくことは、非常にもったいない、といえます。
初期投資と手間がかからずに、眠っている土地を活用する手段として「コインパーキングでの土地活用」があります。
では、どういった場合に、コインパーキング活用が有効なのか解説致します。
1.土地の有効活用計画がまったく決まっていない場合
所有している土地をどう活用するのか、計画が全く定まっていまい場合、『保留の手』として、コインパーキングにするというのがオススメです。
コインパーキングというのは、基本的には構築物のない更地といえます。一定の収入を上げながらも、ほぼ更地と同様であるため、売却や建物建設などの、「次の土地活用」への転換が非常に容易です。
建物建設や売却、貸し出しにしても、別の活用の検討から計画、実施、利用者を探すまでにそれなりの期間を要します。その間の保留の手として、一旦はコインパーキングにしてしまえば、収益性を持続することができるのです。
2.建物建築をする費用がない、借金をしてまでする気はない場合
コインパーキングは、基本的に、オープンするために必要な駐車場設備の設置を、業者側が費用を負担するものです。大きな初期投資というものがかかることは、あまりありません。
そのため、初期投資をあまり負担したくない、という場合は、コインパーキング活用をすることがオススメです。
3.建築計画はあるが、開始までに時間がある場合
コインパーキングは、基本的には契約期間が2年から3年というケースがほとんどになりますが、場所によっては、半年間という契約も可能です。
そのため、建築計画は決まっているけれど建築開始までに時間がある、というケースの場合、その間だけでもコインパーキングにすれば、無駄なく土地活用をすることができます。
4.建物を建てても収益性が見込めない場合
土地というのは、基本的に収益物、建築をして収益性をあげる、というのが基本的な活用方法です。
しかし、場合によっては、建築をしても収益性が見込めない土地というのも、存在します。
例えば、住宅立地で住宅を建てようと思っていても、周辺にアパートが乱立していて、客付けがあまり見込めない場合。
あるいは、オフィスをはじめとする商業立地、ビル型の立地であっても、周辺に結構空きが目立つ、というケース。
また、近隣にゴミ集積場などがあって通常相場の家賃がとれない、また、建ぺい率や容積率の問題で、充分な建物が建たないというケースなどなど、これらは、収益性があまりよくない土地である、といえます。
そういった土地の場合、大きな費用をかけて建築をしても、負担ばかり大きくなってしまうリスクがあります。
そのため、初期費用のない駐車場として活用することは、ベターな選択であるといえるのです。
5.隣地の買収計画がある場合
隣地を買収することで、建ぺい率、容積率があがって、より有効的な不動産活用になるというケースもあります。ただし、実際に買収をするとなると、長い期間を要します。
その間、不動産の活用を全くしない、というのは非常にもったいないことです。
ですから、買収計画が終わるまでの間に、コインパーキングにしておく、というのも有効な手段となるのです。
不動産というのは、活用してはじめて、資産と呼べるようなものになります。面倒だから、わずかな時間だから、といって放っておくのは、非常にもったいないことです。
ケースバイケースでコインパーキングという活用を選択することによって、より有益に土地活用をすることができるのです。
土地活用や土地の相続に関する相談、コインパーキング業者の選び方、駐車場経営や運営についてなどお困りのことがあれば、ぜひ駐車場経営のプロである我々にご相談ください。
- 投稿タグ
- コインパーキング 始め方, 土地の有効活用, 土地活用, 土地活用 相続