月極駐車場をオープンしたまではいいけれど、なかなか契約者が集まらない、とお困りではありませんか。
時間貸し駐車場とは違い、月極駐車場は看板だけのアピールでは、なかなか利用者は集まりません。
では、いったいどんな募集方法が適しているのでしょうか。
今回は、月極駐車場の契約者の募集方法について解説致します。
月極駐車場の契約者の募集方法
月極駐車場の契約者を募集する方法は、自分で募集する以外に、大きく分ければ3つのやり方があります。
ひとつひとつのメリットを考えて、自分の運営する駐車場に適した募集方法を選ぶようにしましょう。
不動産会社に募集を依頼する
最も一般的なのは、運営する月極駐車場の近所にある不動産会社に、募集を依頼する方法です。
依頼した不動産の管理会社の看板を立てて連絡を待つ、あるいは、駐車場を探す目的で不動産を訪れたお客様に対して、自分の駐車場を紹介してもらい契約者を募る、というやり方になります。
ただし、一般的な住居や土地とは違い、賃貸駐車場の情報は、不動産業者間の情報ネットワークに開示する事もほとんどありません。そのため、アプローチできる人が極めて限られてしまう傾向にあります。
また、不動産会社に募集を依頼する場合、掃除や集金業務などの管理もそのまま委託するケースが多いため、売り上げの10%ほどを管理手数料として支払うことになるのが一般的です。
駐車場の検索サイトに登録をする
次に、駐車場の検索サイトを利用して、インターネット上で契約者の募集を依頼する方法があります。
駐車場の紹介をしているサイトでは、利用者に駐車場を提供をしてくれる土地オーナーさんを募集しています。そこに登録をすることで、契約者を募ることができます。
昨今、駐車場をインターネットで探す人は増加傾向にあります。そのため、月極駐車場の契約者を募集する場合、このやり方は一番オススメの方法です。
ちなみに、大手の駐車場検索サイトは、駐車場の利用者から仲介手数料を頂いて、運営をしています。そのため、駐車場の提供者である地主さんが、費用を払うことはあまりありません。
大手コインパーキング会社に依頼を出す
大手のコインパーキング会社は、月極の管理事業も展開しており、そうしたところに募集を依頼する方法もあります。
大手の駐車場会社には利用者からの問い合わせも多く、すぐにマッチングさせることが可能です。
また、あまり稼働がよくないときに、月極駐車場をコインパーキングに切り替えるような提案をすぐにもらえるというメリットもあります。
土地の一部を月極駐車場、一部をコインパーキングとして、両方の管理を任せる、というやり方を選ぶこともできます。
大手コインパーキング会社に依頼した場合も、不動産会社と依頼したときと同じように、管理手数料を売り上げから10%ほど支払うのが一般的です。
上記の方法を併用するのも有効
不動産会社に頼みながら、月極駐車場の検索サイトにも登録をする、というやり方を選ぶ土地オーナーさんも、珍しくはありません。
募集の依頼をする際には、それぞれのメリットと注意点をよく確認し、適した方法を探すようにしましょう。
また月極駐車場と違い、時間貸し駐車場であれば、利用者を募ることも含め全てコインパーキング会社に委託して、土地オーナーさんは固定賃料だけをもらうことが可能です。
こちらは当サイトで非常に多くの記事を解説していますので、そちらもぜひご覧ください。
コインパーキング駐車場の経営について
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