月極駐車場をはじめる5つのステップ土地活用の種類のうち、駐車場経営としての「月極駐車場」は、非常に取り組みやすい活用方法です。
 
但し、あらためて月極駐車場をはじめるにあたって、どんな事が必要でしょうか。「とりあえず砂利敷きでいいから月極駐車場をやってみよう」という方も、オープンまでにどのような手順を踏むのか知っておくと、費用や期間などの見通しが立てやすくなります。
 
今回は、駐車場経営をはじめたい方へ新しく月極駐車場経営をはじめる5つのステップを解説致します。
 

ステップ1.土地を駐車場用地として整備する

最初のステップは、対象の土地を工事して、駐車場用地へと整備していきます。
 
建物がある場合は、解体業者に依頼をして解体をするところからはじめます。
更地になった後は、駐車場にするために砂利を敷いたり、アスファルト舗装をしたり、地面の整備をします。
 
この砂利敷きや舗装がすんだら、車止めをつけ、駐車場の区画のライン引きをし、隣との境界にフェンスを設置します。このとき、募集看板も合わせて設置します。
水銀灯などのライトを設置してもいいでしょう。明かりをつけることは防犯にも繋がります。
 
また前面道路と駐車場に段差がある場合は、切り下げをつけましょう。
 

切り下げ工事について

車道と前面道路に段差がある場合、車の進行を円滑にするのが切り下げです。
斜めになっているブロックを設置するなど、道路に対しての作業が発生するため、切り下げ工事には地方自治体への申請が必要となります。区役所・市役所などに、専用の窓口がありますので、駐車場と道路の状況を伝えたうえで相談しましょう。
 

ステップ2.申請を出す

月極駐車場を始めるにあたって、営業に関しての行政上必要な許可というのは、特段ありません。
工事に関しては、上記の切り下げ工事についての申請、また元々建物があった土地ならば、建物滅失登記の申請義務が必要です。建物の取り壊しから駐車場経営を始める方法は、以下の記事も参考にしてみてください。
建物を解体してコインパーキングを始める4つのステップ
 
また、土地の広さによっては、緑化申請などが必要なケースがあります。これは行政区によって違うため、各行政に確認をとるようにしましょう。
 

ステップ3.契約者を募集する

整備、申請、許可のあとは月極駐車場の利用者を募集しましょう。
自分で募集をする方法と、専門業者に依頼をする方法があります。
 
自分で契約者を募集する場合、集客のための看板の設置をしたり、チラシを周辺に配ったりする必要があります。
 
不動産などの業者に依頼する場合は、過去の記事を参考にしてください。
月極駐車場の契約者の募集方法
 

ステップ4.利用者と契約をする

利用者が実際に駐車場を借りるためには、賃貸契約書の作成も必要です。

不動産業者に管理を委託している場合は、その業者が契約書の作成・契約についても代行します。
また利用者から「車庫証明を発行してほしい」と言われるケースもあります。その際は、管轄の警察署の基準に沿った車庫証明証を作成し、利用者に渡すようにしましょう。
 

ステップ5.駐車場の管理をする

月極駐車場をはじめる5つのステップ駐車場は無事にオープンをし、お客様の車が出入りするようになりました。次のステップは、日々の管理を怠らないようにすることです。
駐車場を清潔に保つため、草むしりやゴミ拾いは頻繁に行うようにしましょう。
 
また、利用者からの入金の管理はとても重要な業務です。駐車場は、家賃とは違い、額が低いためか支払いの意識も低い傾向にあります。そのため、利用者からの未入金や滞納が多くなりがちです。
きちんと入金の管理をし、滞納をしてしまった方には、督促状を作成し送るようにしましょう。
 
更に、駐車場内でおこるトラブルにも、日々対応していかなければいけません。
不正駐車、利用者同士のトラブル、そして、近隣からのクレームにはすぐに対応するようにしましょう。利用者の車の音がうるさい、騒いでいる人がいる、境界で排尿されて汚れた、など様々なケースがあります。


このように、一見簡単そうに見える駐車場経営も、実にいろいろな煩雑な業務があって、労力がかかるものです。
 
そのため、不動産会社やコインパーキング業者に管理を依頼するのも、ひとつの手であり、そうする地主さんは少なくありません。
特に、コインパーキング会社に運営を依頼した場合は、設備作りから、許可、募集、契約、業務、管理のすべてを一括で請け負ってくれます。土地オーナーさんは、賃料をもらうだけで、手間がかかりません。
駐車場経営をはじめたい、と思ったとき、業者の手を借りることも選択肢のひとつに入れておいても損はないでしょう。
 
もし相続した遺産の土地活用やコインパーキング業者の選び方、駐車場経営や運営についてお困りのことがあれば、ぜひ駐車場経営のプロである我々にもご相談ください。