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【近年注目の新業態】駐車場シェアリングサービスについて

駐車場シェアリングサービスをご存知ですか?
駐車場シェアリングサービスとは、所有している土地の一部を、インターネットで予約をした利用者へ一時的に貸し出すサービスです。
 
これまで駐車場活用といえば、コインパーキングか月極駐車場、この二つだけでしたが近年、駐車場シェアリングサービスという活用方法が注目されています。
 
今回は、駐車場シェアリングサービスについて解説致します。
 

駐車場シェアリングサービスが注目される理由

駐車場シェアリングサービスは、空いている土地を一時的に駐車場として提供するため、駐車場専用設備等の初期投資が一切かかりません。
また、ネット上に自分の土地を登録するだけで始められるので、契約の手間もかかりません。逆に、解約通知などもせず、中断することも出来ます。
これらは、地主さんにとって大きなメリットとなります。
 
また、利用者にとっても大きなメリットがあります。特に月極駐車場やコインパーキングと違うところは、事前に駐車場の予約ができるところであり、注目される理由のひとつです。
例えば、コンサート会場の近くや、野球・サッカーなど大規模なスポーツの試合が行われるスタジアムの周辺では、近隣の駐車場が満車となり、駐車出来ないことも少なくありません。
こうした時に、近隣の土地を駐車場シェリングサービスに登録しておけば、利用者からの需要が見込めるのです。
 

駐車場シェアリングサービスを登録できる土地

駐車場シェリングサービスには、駐車場に限らず、様々な土地を登録することができます。
月極駐車場の空いている車室はもちろん、賃貸マンションや分譲マンションの空いているスペース、一般住宅の空きスペースでも「駐車場」として登録が可能です。
例えば、日中は外出するために空いている、家の駐車スペースでも貸し出すことができます。
 
駐車場事業として運営を考えると、ある程度の台数が駐車できないと、借り上げが難しかったり、利回りがあわない事があります。しかし、駐車場シェリングサービスの場合は、自動車が停められるスペースさえあれば、1台口から利用者を募れるのです。
 
また、コインパーキングのような、設置機械や看板も必要ありません。
利用者はインターネットで場所を検索をし、駐車場の予約をします。外観を気にされる方には、メリットのひとつといえるでしょう。
 
さらに、土地を売却する際、次の売却先が見つかるまでの間、シェアリングサービスに登録をしておく事も可能です。
 

駐車場シェリングサービスの売上の仕組み

駐車場シェリングサービスは、利用者の駐車利用料を、土地オーナーと運営会社とで分ける仕組みです。
登録内容や実績によっても変わりますが、地主さんには駐車場売上のおよそ6割が入る仕組みになっています。
 
また、駐車場の料金設定は、日ごとにインターネット上で変えることができます。
例えば、家の近くでアイドルグループのコンサートが行われる日だけ高めの料金設定する、というイベント時ごとの特別料金も設定可能なのです。
 

税金について

土地を「事業用の駐車場として活用している」と税務署が判定した場合、事業用用地とみなされる可能性があります。その場合、駐車スペース部分は宅地としての評価ではなく、事業用用地として評価されるため、税金(固定資産税等)があがるケースがあります。
 
地域や宅地にもよりますが、駐車場の売上が、税金以上の金額になる場合は、駐車場シェアリングサービスで活用するのも一つの有効活用の形といえるでしょう。
逆に土地の形状や、台数口によっては、稼働に関係なく賃料を得られるコインパーキング運営のほうが適している場合もあります。それぞれの土地にあった駐車場運営・土地活用の方法があるのです。
 
土地を駐車場として活用したい、駐車場の経営や運営について困っているなど、駐車場に関するお悩みごとがあればぜひ我々にもご相談ください。

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