駐車場設備に保険はかけられる?駐車場を経営するには、車止めやフェンスをはじめとする、駐車場の設備をきちんと管理をする必要があります。万が一、そうした設備が壊れてしまった場合には、速やかに新しいものと取り換えなければいけません。
 
しかし、修理や修繕にはそれなりの費用がかかります。もしも頻繁に壊れるようなことがあれば、そのコストも負担になってしまいますよね。
 
そんな、駐車場の設備が壊れた、という場合に使える保険があることを、ご存知ですか?
今回は駐車場設備にかけられる保険について解説致します。
 

財産保険という保険をかけることができる

損害保険会社が販売している火災保険の中に、財産保険というものがあります。この財産保険で、屋外設備装置に対し、保険をかけることができます。
 
多くの場合、駐車場の看板や精算機に誤って衝突してしまったときは、当てた方の車にも傷がついてしまいます。そのため、車の所有者は保険を使って、車の修理と同時に、壊してしまった設備にも対応をします。
 
しかし、残念ながら、中には当て逃げをされてしまったケースもあります。そういったときには、こうした財産保険があると備えになります。
 

保険は様々な設備に適用される

財産保険では、看板やフェンスはもちろん、精算機やロック板などの高額な機械も保証の対象に入ります。
コインパーキングは、不特定多数の方が利用するものです。そのため、コインパーキングは月極駐車場に比べて、当て逃げ事故が非常に多い傾向にあります。
こういった保険に加入しておくと、いざという時、心強いですね。
 

掛け金はそれほど高くはない

300万円までの保証であれば、1年間でおよそ1万5千円ほどの掛け金で加入できる保険があります。しかし、場所や保険をかける機器などによっては、掛け金が変わることがあります。
屋外設備装置に対する財産保険に加入する前に、保険会社から補償内容を聞き、よく相談するようにしましょう。
 

リスク回避のため保険をかけるという選択もアリ

壊れた駐車場の設備をそのままにしていると、土地オーナーの管理責任が問われる事態に発展することがあります。
例えば、壊れて傾いていたフェンスが、大風などが原因で通行人を傷つけてしまった、という事態になりかねません。また、壊れたロック板をそのままにしておくと、その車室の分だけ稼働ができず、売上が減ってしまいます。
こうしたリスクを避けるために、壊れた設備はすぐに直すことが大切です。
 
しかし、修理や修繕は高額な費用がかかるケースもあります。もしもの時の負担を軽減するためには、こうした保険に加入することも選択肢のひとつです。
 
土地活用や土地の相続に関する相談、コインパーキング業者の選び方、駐車場経営や運営についてなどお困りのことがあれば、駐車場経営のプロである我々にご相談ください。