大手、中小、どこを選んでいいのか、迷ってしまいますよね。
まずは、気になる業者すべてに見積もりを依頼しましょう。相見積もりは当サイトでも必ず行うことです。
そして、見積もりが出そろった後、コインパーキング業者をどう絞るべきなのか。
今回はそんな相見積もりをした際に見るべき「5つの比較ポイント」について、解説致します。
相見積もりをした後はどうする?
土地を複数のコインパーキング業者に見積依頼をし、それぞれの会社からの条件(提案)が出そろった後、どんな基準で「最後の一社」を決めればいいのでしょうか。
相見積もりの際に、必ず押さえるべき5つの比較ポイントを解説します。
ポイント1.賃料
当然、賃料が高いに越したことはありません。まずは提示された賃料を比較しましょう。
また、細かい部分ですが、賃料が税込みなのか税別なのか、非課税で受け取れるかなども要注意です。必ず確認するようにしましょう。
このときの賃料というのは、その土地を駐車場にした場合の「売上予測」に基づいた賃料になります。よって、実際のケースとして、コインパーキング会社によって2~5倍もひらきのある賃料見積が提案されることもあります。
ポイント2.初期費用
初期費用として、どこまでが土地オーナー(所有者)の負担なのかも大事なポイントです。
多くの場合は初期費用を一切負担しない契約条件で進めます。しかし、アスファルト舗装やフェンス設置などの比較的安価な初期費用を、土地オーナーが受け持つ場合もあります。初期費用を土地オーナーが受け持つので、賃料提案は高くなります。
しかし、よくよくその初期費用分の支出と、得られる賃料の計算をしないと、かえって利益が減ってしまうこともあります。
ひとつの参考として、駐車場にするのが1年~6カ月以内と短期間である場合は、賃料が安くても、初期投資がかからないほうがよいでしょう。
賃料を得る期間が短い上に、途中で賃料引き下げ交渉などがあれば、より初期費用を取り戻すことが難しくなってしまうのです。
ポイント3.契約期間
契約期間も十分比較しましょう。
通常はどの業者もおよそ2~3年の契約期間を設定していますが、土地の不動産計画によって、適切な契約期間が変わってきます。
次に建物を建てる予定があるなど、暫定的な活用の場合は、短期間のほうが縛りが少なくてよいでしょう。
この契約期間は、コインパーキング業者との交渉が出来る一番のポイントです。はっきりと有利な契約期間を主張して、交渉を進めましょう。
ポイント4.解約条件
急遽、土地の売却が決まったり、次の土地活用が決まった場合に備えて、解約条件もよく確認しましょう。
解約に関する違約金、予告期間なども、各社の提案によって微妙に違います。
当然、違約金も少なく、予告期間が短いほうが、土地オーナーにとって有利な条件といえるでしょう。
いざ土地の売り手が見つかっても、高い解約金を支払わねばならないためコインパーキング業者と交渉をする事に・・・、その期間の遅れが、次の土地活用の遅れや売却自体の進みを止めてしまう事もあるのです。
ポイント5.コインパーキング会社の規模
コインパーキング業者も一部上場企業から中小企業まで様々な会社があります。
同じ賃料であれば大手企業を選びたい、という方も多いかと思います。
確かに、大手のコインパーキング業者は管理体制が強く、会社の倒産の心配も少ないでしょう。
しかし、会社の規模は小さくとも、対象の土地周辺に同じ会社の駐車場が多くある場合、地域の優位性が強くなるため、中小企業を選んだ方が良いケースもあります。
例えば、料金設定の面です。
コインパーキング駐車場の場合、料金設定が大きく売り上げに影響するため、周辺に同じ業者の駐車場があることで、料金の引き下げ合戦に巻き込まれにくくなります。そのため、より売り上げ規模を最大化させる料金設定がしやすくなるのです。
契約の交渉は知識・経験があるほど有利
このように、コインパーキング業者に相見積もりを取った際は、賃料の高さだけでなく、様々な条件を比較したうえで、最適な一社を選ぶことをおすすめ致します。
その際は、コインパーキング会社の契約書を見比べて、どの点が違うか、どの点が書かれていないのか、などに注目しましょう。
提案された賃料以外の諸条件はつい見落としがちになってしまいますが、契約条件を知らなかったがために、不利な立場になってしまう土地所有者さんは意外に多いものです。
もし、相見積もりやコインパーキング業者との交渉に悩んだ場合、駐車場経営のプロとして我々が適切なアドバイスを致しますので、お問い合わせ下さい。
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