生命保険を活用した老後資金の作り方土地活用や資産運用について、多くの地主さんは現在が順調だとしても、いつまで今の売上を維持していけるのか、不安を抱えていることでしょう。
そして、誰しもに老後はやってきます。たとえ土地を所有していたとしても、将来の時点で、地価が下がる可能性や賃料の低下など、不動産運用に確実な保証はありません。
 
そうした不安を解消するために、いくつかの方法がありますが、注目されている方法の一つに「生命保険」の活用があります。
今回は、土地活用・駐車場経営で得た売り上げで生命保険を活用し、老後資金を作る方法を、解説致します。
 

今注目される貯蓄性の保険「個人年金保険」とは

「個人年金保険」は、貯蓄性の保険です。
原則として通常の年金と同じように、一括ですべての金額が支払われるのではなく、一定の金額を小出しにして受け取ることができます。
契約条件にもよりますが、自分が亡くなるまで、一生涯、受け取れる「個人年金保険」がほとんどです。
 
老後の不安について伺うと「お金がいくらあったらいいかわからない」よりも、「いつまで生きるかわからない」のが不安、と多くの方が答えています。
その不安を解消してくれるのが「個人年金保険」なのです。
いま、日本のみならず、世界中で注目されている金融商品です。
 

「個人年金保険」なら「預金」よりも確実な見通しができる

例えば65歳まで、老後のために貯めた預金があるとします。65歳になってから、それを切り崩して使っていく事になりますが、当然のことながら、預金はいつか尽きてしまいます。仮に年金を受け取っていたとしても、目減りしていく預金を見ていると不安が募ることでしょう。
しかし、「個人年金保険」であれば、一生涯にわたって支払いが続くため、貯金のようにゼロになる心配がないのです。
事業性の売上だけではなく、年金以外の固定収入があれば、より安心な老後を迎えることができます。
 

貯蓄性の保険を活用しよう

また年金についても不安がつきないものです。いまは約3人に1人の現役世代が、ひとりの老人を支えていると言われています。
これが二、三十年後には、超高齢化社会になり、ひとりの現役世代が、ひとりの老人を支えるという時代なるかもしれません。
将来にわたる確実な収入の補償がない限り、多くの方は、本当に年金だけで暮らせるのか、不安を抱いています。
 
そうした不安を解消するために、土地活用・駐車場経営の売上の一部を、貯蓄として「個人生命保険」に積み立てていく地主さんが、増えてきているのです。
 

見通しが立たないリスクに備え、「個人生命保険」を活用する

土地活用の場合、必ずしも将来的な収入の補償はされません。老後になった時点で、地価の変化、相続の形、自身の健康状態、その他の思わぬトラブルなど、見通しが立たないリスクも多いものです。
例えば駐車場経営の例でいうと、周辺の立地状況の変化で、売り上げが大きく変わることがあります。
近くに大きな駐車場ができて売上が下がってしまうこともありますし、震災などの避けられない外的要因で、土地の価値が変動する可能性もゼロではありません。
資産運用のテクニックとして、売上を単に預金としておくか、個人生命保険として積み立てるかで、将来にわたる不安が大きく変わってくるのです。土地活用・駐車場経営の状態が悪くなった時に備えて、生命保険を活用してみるのも、悪くない選択肢のひとつでしょう。
 
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