危険 空き家の放置はリスクが沢山近年、空き家の増加は社会問題となっています。
一軒家・アパート・マンションに限らず、持ち家もしくは以前に賃貸をしていた建物も、老朽化や何らかの理由により、今は「空き家」となっているケースもあります。
 
2014年には、空き家を減らすための法案も成立しました。
それだけ空き家の放置が大きな問題となっていることが分かります。
 
では、空き家を放置すると、具体的にどんな問題が起こるのでしょうか。
 
今回は空き家放置のリスクについて解説致します。
 

空き家を放置してはいけない!

空き家を放置しておくと、様々なトラブルが発生する可能性があり、物件所有者の管理責任を問われる場合があります。
具体的なケース挙げていきましょう。
 

1.建物の劣化によるトラブル

建物は放置しておくと、自然に劣化していきます。
近年は、異常気象などとも言われており、猛暑や強風、地震などの予期せぬ自然災害が起こる場合もあります。
こうした自然による劣化の末に、建物の一部倒壊や全壊することで、近隣への建物設備への損害を与えることがあります。
さらに良くないケースでは、通行人など、人身を傷つけるリスクもあります。
地震の際に劣化したブロック塀が崩れ、子供が犠牲となってしまった痛ましい事故をご存知の方も多いはずです。
 
交通事故であればカバーする保険も多いですが、建物損壊による事故は保険でもカバーしていない事が多いため、注意が必要です。
 

2.雑草やそこから発生する虫などの近隣へのトラブル

管理が出来ていない物件・土地では、雑草などが伸びてしまい、さらにシロアリ、スズメバチなどの害虫が発生する原因にもなります。
それが近隣トラブルにつながる恐れがあります。
 

3.放置されるゴミ

手入れされていない建物は、放置されたゴミがどんどん溜まっていきます。
空き缶やペットボトルなどの小さなゴミが積み重なると、「ここにはゴミを捨てていい」という認識ができ、次第に大きなゴミも投棄されるようになっていきます。
 
仮に次の土地活用を考えたときに、異臭の発生や、ゴミの処理などが考えられ、大きなリスクとなります。
 

4.放火のリスク

空き家が「無人の建物である」と一目見て分かる場合、放火のターゲットになることがあります。
火事の火元とされ、近隣にまで被害が及ぶと、損害賠償を求められる事もあります。
 

5.不審者の不法侵入

空き家と分かると、不審者など、見知らぬ人が立ち入るリスクもあります。
夜中などに騒音の原因となる場合もあります。
いざ立ち退きをさせようにも、大変な労力がいるため、なるべくは避けたいトラブルです。
 

空き家は解体し土地活用をしよう

このように、空き家を放置しておくと、様々なリスクが発生します。
もし今後その建物を使用しないと決めた場合は、早めに解体して、更地にしておくことが大切です。
 
更地にした後、新しく建物を作ろうとすると多額の資金が必要になるため、まずは更地を駐車場にして土地活用をしておくのも一つの方法です。
 
月極駐車場であれば、アスファルト舗装などの最低限の投資で作れますし、時間貸し駐車場であれば、コインパーキング会社と土地の一括借り上げ(サブリース)契約をし、初期費用などがかからないうえ、賃料を受け取ることができます。
 
空き家の解体、土地の活用などに困ったことがあれば、ぜひ我々にもご相談ください。